学生の頃、3月に高校入学が決まった中学生を対象に、高校の制服の採寸をするアルバイトをしていました。
百貨店の特設コーナーや地域の学生服専門店で行います。
新しい生活が始まることを楽しみにしている中学生のお子さんたちのわくわくした顔を見ながら採寸し、
サイズの見本を試着した嬉しそうな姿を見ると、とても元気がもらえました。
保護者の方々もまぶしそうな顔でお子さんを見ていて、自分の時も親はこんな顔をしてくれていたんだろうなと感慨深かったです。
母校の制服を採寸する時にはたった数年前のことなのにとても懐かしく感じましたし、
他校の制服でもこのアルバイトで何度も目にしたおかげで街中で見かけると、どこの学校かすぐにわかるほどになりました。
合格発表後には人がどっと押し寄せ、一日に何十人と採寸することになり、てんやわんやだったことを覚えています。
手首から肩、肩幅を測って上に着るセーラー服やブラウス、ブレザーのサイズを決め、
ウエストと、床に膝をついてもらって床からウエストまでの長さを測り、スカートの丈を決めてたということが、今頭の中にすっと出てきました。
少し特殊なアルバイトですが、制服を作る工程の裏側の一部を知ることができた面白いアルバイトだったので、挑戦してよかったです。