脇汗の種類は2つに区分すると、「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2つ。ここでは、各々の汗腺ごとに、においができる原因について解説します。
エクリン汗腺は、カラダの表層のあちらこちらに分布しています。肉眼では確認することが難しいほど小さめの汗腺です。その部分から出る成分は、ほとんどが水分です。さらさらとしたのが特性で、においはわずかです。しかし、皮膚の常在菌が汗を分離することで、においの原因物質を形成させ、いわゆる汗臭がプンプンするにおいとなります。エクリン腺からの発汗は、主に3種類。一つ目は、体温調整のために出る汗。二つ目は、冷や汗など、内面的な動きに関係して出るメンタル的な発汗。3つ目に、スパイシーなものを口に入れたときに出る味覚性発汗があります。エクリン汗腺の汗は体全体から出るので、脇汗対策をしていても、肩から流れてくる汗や上腕、上半身部にかく汗などが脇に引っついてしまうことがあるというわけです。アポクリン汗腺は、脇の下側以外にも、へその周囲や耳の外の方耳道、肛門の周りなど、体の一部として分布しており、毛孔から滲み出る大きな汗腺です。2つの汗腺からの排出物が脇のニオイの原因となるわけです。脇のニオイの対策にはデオドラント製品、デオシアがオススメです。